The Moon Age Calendar >> Main >> Relation >> Moon's World >> Islamic Republic of Pakistan  DrawUp 2000/04/07



Moon's World



世界に見る月

世界の国旗に見る月をご紹介します。

Weekly Magazine 発行30週記念特集して99/04/18〜09/12までの期間連載していたものです。
Web用コンテンツとして再構成致しまして掲載させて戴くこととなりました。

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パキスタン・イスラム共和国
Islamic Republic of Pakistan

白は平和、緑は繁栄を表わす。
三日月と星はイスラム教の象徴で、発展、光と知識をそれぞれ表わす。

● 首都:イスラマバード
● 面積:79万6095平方キロメートル(日本の約2.1倍)
● 人口:1億2981万人 (1995年推計)
● 言語:ウルドゥー語・パンジャブ語・シンド語・英語
● 宗教:イスラム教(97%)
● 通貨:パキスタン・ルピー(PRs または P,Re)
● 国際電話コード:92

パキスタンはインダス文明を育んだインダス河を擁し、ガンダーラ古代仏教美術が花開いた地でもあります。
カラコルムハイウェイと8000m級の山々、そして中国との国境には標高4600mのクンジュラーブ峠がそびえています。

また、フンザは「風の谷のナウシカ」の舞台とも言われ、印象的な風景やナウシカ達に出会うことができることも、その魅力の一つとなっているようです。

世界に数あるイスラム国の中でも最も厳しい戒律を持つ国としても有名で、女性は背や頭からブルカと称するベールで顔を隠しています。
また、飲酒も禁じられており、酒類は市販されていませんし、酒類の持ち込みも規則上は禁止されています。
ただし、一部高級ホテルに滞在中の外国人は、ホテルでの許可手続を経れば、自室内でたしなむことを条件に酒類を購入ができようです。

一方、パキスタンでの治安維持に対する取り締まりは厳重です。
写真撮影は港湾、橋、鉄道、空港、軍事施設などの写真撮影が国防上の理由から禁止されています。
それだけ国内での治安が悪く、観光客を狙った犯罪も数多く報告されています。

「注意喚起」「観光旅行延期勧告」「渡航延期勧告」なども頻繁に出されており、パキスタンへ進出している日本企業等では、特に頭を痛めている問題でもあります。

対インドとのカシミール問題は第3次インド・パキスタン戦争の余波を未もって引きずっており、インドに続きパキスタンでの地下核実験の強行が、全世界に衝撃となって広がったことは記憶に新しいところです。

このような事態が影響して、日本を含む世界の主要国は、カシミール問題については積極的に関与することを避け、インド・パキスタン両国の話し合い実現のために必要な環境づくりであれば協力するという程度にとどまっています。

世界最古6000年の歴史を持つと言われるインダス川ほとりの遺跡モヘンジョダロから、
現在のイスラム国として新しいアイデンティティーを造りつつある国と言えるのかも知れません。

パキスタン・イスラム共和国大使館
東京都港区元麻布2-14-9 , tel(03)3454-4861