てんびん座 Libra Lib
20時南中 7月6日


(見つけ方)

てんびん座は、おとめ座のスピカとさそり座の間に位置する星座で“く”の字を裏返しにした“>”を描く3つの3等星の並びが目印になります。
他の星は暗く、星の並びからてんびん(天秤)の形を思い浮かべるのはむずかしいでしょう。



(歴史など)

バビロニア時代からのたいへん古い星座で、プトレマイオス48星座の1つ。
一時、さそり座のツメとされていたこともありましたが、ローマの時代になって、てんびん座にもどりました。
ギリシャ神話では、正義の女神アストレアが用いた善悪の重さを量る天秤をかたどったものとされています。
この天秤は、人の臨終のときに、その人間が生前に行なった善の重さと悪の重さを量る天秤であったとされています。
てんびん座は、「獣帯」とも呼ばれる黄道12星座(神々の化身も含めて動物や人物の姿が多いため)の中で唯一の道具をかたどった星座です。


< この星座にあるおもな天体 >




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