● 天文用語 ●

[月食]


月は太陽の光を反射して輝いています。
満月のときに太陽、地球、月が一直線に並んだとき、地球の影は太陽とは反対側に伸びています。
その中を月が通過すると、月は地球の影に潜入します。これを「月食」と言います。
ですから月食は必ず満月の夜に起こることになります。
月食には皆既月食と部分月食、それに半影月食の3種類があります。
月が完全に地球の影(本影と言います)の中に潜入するのが皆既月食で、このとき月は赤褐色になります。
月が完全に見えなくならないのは、地球の大気の層で拡散された太陽の光が月面を照らすためです。
いわば地球の夕焼けが月に映っていると考えれば分かりやすいでしょう。
皆既月食中の月の明るさは、地球の大気の状態によって変わります。
また、日食は限られたごく一部の地域からしか見ることができませんが、月食はその時刻に月が見えるところなら世界中何処にいても見ることができます。

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